わらの犬――地球に君臨する人間 ジョン・グレイ

By in メインフロア on 2013/06/29


現代文明がキリスト教と科学技術の発展とを両輪にして疾駆してきた筋道を、糸をほぐすようにたどる。出版社: みすず書房 (2009/10/23)
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科学技術の進歩によって、人間の不死が実現するという信仰は、
先進資本主義国で生き延びた。
人間が「進歩」信仰に取りつかれるようになって久しい。
しかも「ヒューマニズム」という人間中心の考え方や、
「道徳」という人間に特有の価値を、
私たちはもやは疑うこともない。
ジョン・グレイは、
現代文明がキリスト教と科学技術の発展とを両輪にして疾駆してきた筋道を、
糸をほぐすようにたどる。
一神教が誕生して「進歩」や「歴史」の観念が生まれる前は、
「時間」の感覚がどのように違ったか。
もし私たちが暗に了解する終末論から解放されたら、
どんな世界が見えてくるか。

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