浜本 隆志  海賊党の思想: フリーダウンロードと液体民主主義 [単行本]

By in 新刊コーナー on 2013/06/29


津田大介氏推薦! 海賊党の思想が実装された、ウェブで政治を動かすヨーロッパの方法論をレポート。ネット選挙解禁に際しての基礎知識 出版社: 白水社 (2013/6/25)
[amazonで見る]


機能不全を起こす議会、複雑な政策課題の増加、地域への利益誘導に陥りがちな選挙制度──「海賊党」は従来型政治に対する若者の不満から必然的に生まれたムーブメントだ。彼らを泡沫の“一発屋政党”として終わらせず、「液体民主主義」を政治に実装する方法論がいま、世界中の政治に求められている。津田大介(ジャーナリスト/インターネットユーザー協会代表理事)

スウェーデン発、ドイツ経由、ニッポン着の海賊に『小さなバイキングビッケ』というTVアニメがあり、それが『ONE PIECE』という国民的マンガのルーツであることも想起すると、日本に「海賊王」が登場する可能性だってじゅうぶんにある。ヨーロッパで「蛮勇」をふるう海賊党の動向は、日本においても、もはや「対岸の火事」ではない。TPP同様、ACTA問題も深刻なのだから。──本書「はじめに」より

海賊党という「あやしい政党」が21世紀のヨーロッパを徘徊している! これは、かつて海上で船を襲って金品を強奪していた直接的な意味における海賊ではなく、海外や自国の書籍・DVD・CD等を無断でコピーする場合の比喩的表現である「海賊版」という言葉にちなんで名づけられた。
スウェーデンが発祥の地で、現在ドイツ各地で猛威をふるっていると聞けば、北欧ゲルマンの神話やヴァイキング、ハンザ同盟の歴史も連想されるだろう。逆説的パロディーで「ふざけた名前」を党名に掲げているわけだが、反社会的な海賊行為を推奨している政党ではない。むしろこれまで自明とされてきた著作権や知的所有権の本質を問い、ACTA(模倣品・海賊版拡散防止条約)に反旗を翻し、デジタル時代の現状に即した見直しを要求している。
本書は、個人使用のダウンロードの合法化&特許システム廃止という主張や液体民主主義という制度設計など、海賊党が提唱する新しい統治(透明性あるガバナンス)のあり方について紹介した日本初の概説書。
津田大介氏推薦! 海賊党の思想が実装された、ウェブで政治を動かすヨーロッパの方法論をレポート。ネット選挙解禁に際しての基礎知識

[naver]

Comments are closed.