カジノ解禁が日本を亡ぼす(祥伝社新書255) [新書]

By in ロドリゲス書房倉庫 on 2013/07/01


いまさらカジノ目当てに日本に来る外国人はいない。 出版社: 祥伝社 (2011/11/1)
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カジノ解禁論議が盛り上がっているが、とんでもないことだと著者はいう。 いったい、誰が何のために言い出したのか。結局得をするのは誰かと。 著者は、世界一のカジノ都市マカオと、韓国に一か所だけ作られた自国民向けカジノ「江原ランド」を取材し、自殺者の実態や、車まで質に入れてしまって帰れなくなり、ランドの周辺でホームレスしている人たちの様子をレポートする。 また、震災の復興策として仙台にカジノをつくる案が浮上しているが、そんな原発に近いカジノに外国人観光客が来るはずもなく、結局集まるのは地元の人で、最悪の場合、被災者が義捐金を賭けて、すっからぴんにもなりかねないと、著者は警告する。そもそも日本は、現在すでに世界一のギャンブル大国であることは、意外に知られていない、その最たるものは、もちろんパチンコだが、それに課税すれば、復興資金はすぐに拠出できる。民主党はその案を一度取り上げようとしたが、すぐに取り下げた。原因は明らかである。こんな国がカジノを解禁するなどというのは、とんでもない話なのだ。 著者の主張点、売りになりそうなところは、以下の通りです。 すべてのギャンブルは、構造的に敗者の犠牲の上に成り立っている。 ギャンブルは、必ず依存症を引き起こす。 日本は、すでに世界一のギャンブル大国である。 カジノ解禁で復興金に当てるなら、パチンコに課税すればすむ話である。 いまさらカジノ目当てに日本に来る外国人はいない。有り金取られるのは日本人。仙台に復興カジノができたら、むしられるのは被災者の義捐金である。 カジノの経営は堅気にはできない。結局得をするのは、闇社会と政治家。

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