GS世代白書 [単行本]

By in 予約本 on 2013/07/04


日本人の個人総金融資産は1500兆円。 その8割は50歳以上が所有し、60歳代は520兆円、70歳代以上は460兆円を持つ。 なかでもとくに期待されるのが「GS世代」の財布だ。
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「GS世代」とは、ゴールデンシクスティーズ、「黄金の60代」のことである。 いわゆる「団塊の世代」を中心とした60代だが、ただ人数が多いだけでなく「ゴールデンな人たち」であることがポイントだ。 日本人の個人総金融資産は1500兆円。 その8割は50歳以上が所有し、60歳代は520兆円、70歳代以上は460兆円を持つ。 なかでもとくに期待されるのが「GS世代」の財布だ。しかしこの世代はこれと言ってほしいものがなく、企業から見ると手ごわい消費者である。 三越伊勢丹、イトーヨ―カ堂、 JAL、東芝、みずほ銀行、ヤマト運輸、サントリーといった大企業から、地方の中小企業、さらに大学や自治体までが集う「GS世代研究会」は、発足から2年余り、シンポジウム、勉強会などでさまざまなマーケティングの研究を行う一方、企業どうし、あるいは自治体も参加してさまざまなトライアルを行ってきた。 その成果をまとめ、今後のビジネスヒントにまとめあげたのが本書である。 多くの企業にとって参考になり、結果として消費活性化、地域おこし、日本経済再生につながると考える。 執筆は研究会の座長である経済評論家の西村晃をはじめ、みずほ銀行、セブン&アイ、三井不動産、セコム、三越伊勢丹、京王百貨店、HOYA、ワコールなど20数社の「GS世代研究会」メンバーも担当した。それぞれの立場から「GS世代」をどうとらえているか、多角的な分析とふんだんな成功事例が盛り込まれている。 また「GS世代研究会」メンバーでもあり、創業から18年にして黒字に転換した「ハウステンボス」の澤田秀雄社長が、「GS世代」に向けたマーケティングで業績向上に結び付けたことをインタビューで明らかにしていることは興味深い。 ゴールデンな消費者をどう攻略するか、本書はそのバイブルである。

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